TSKaigi 2024に参加して初めて知った新しい概念

Helpfeelでプロダクトエンジニアをしている@teramotodaikiです。 2024年5月11日に中野セントラルパークカンファレンスで開催されたTSKaigi 2024に参加しました。

HelpfeelはコードベースのほとんどがTypeSriptが書かれており、TypeScriptエンジニアを絶賛募集中です。 今回はプラチナスポンサーとして協賛させていただき、ブースの出展と、ランチセッションのLT枠をいただきました。

ブースでは参加者の方々に京都の千寿せんべいを配りながら、TypeScriptを使った開発ついて意見交換を行いました。

最初のセッションは、Principal Product Manager on TypeScriptのDanielさんによる基調講演です。 新しいTypeScriptで強化された型推論の話や、JSDocでの新しい型定義記述方法など、意外と知らない話も色々ありました。 あと、SNSで流行りのロゴも登場しました。

他のセッションを聴講していて印象的だったのは、「Full TypeScript」という概念です。 具体的な定義があるのかどうかは分かりませんが、フロントエンドとバックエンドをTypeScriptで統一することを指す用語のようです。それ自体は別に新しくありませんが、多くのスポンサー企業が口を揃えて「弊社はFull TypeScriptなので〜」とアピールしている様子をみて、単なる流行を超えた新しい概念が生まれつつあるのを感じました。

ちなみにHelpfeelは元々「Full JavaScript」だったので、その流れで自然と「Full TypeScript」を実践しています。

ランチセッションでは、「TypeScript化の旅: Helpfeelが辿った試行錯誤と成功の道のり」というテーマで10分間のLTを行いました。

HelpfeelのTypeScript化プロジェクトは2019年にスタートし、最初にJSDocで型を付ける戦略を立て、3年ほどかけてほぼ全体をTypeScript化することができました。その過程で得た知見や教訓を実際のコード例を交えて紹介したのですが、10分では全然収まりきらなかったので、気になる方は資料をぜひご覧ください。

また、この日話せなかった内容は、TSKaigi 2024 After Talkで話す予定です。 LayerXさんの新しいオフィスに入れるチャンスなので、TSKaigiに参加された方もそうでない方も、奮ってご参加下さい!