こんにちは、開発部のnishiyamaです。
明日17日まで那覇にて開催中のRubyKaigi 2024について、速報的に参加の中間報告をしたいと思います。
印象に残った発表のほかスポンサーブース情報なども載せていますので、ぜひ最終日までの参考にしてください。
Writing Weird Code
一日目のキーノートは、石垣島出身のtomoya ishidaさんによる、TRICKにからめた発表でした。
TRICKとはRubyKaigiプログラム内で不定期で開催されている、Rubyによる超絶技巧コードのコンテストです。ishidaさんは2022年のTRICKで金賞を受賞された方で、その時の発表は自分も目にしていました。
今回は一人TRICKを開催するというテイストで「奇妙なコード」を書くことの楽しさや意義を伝える内容でしたが、作品が6つも用意されており、その中には観衆が思わずあっと声を出す演出もありました。
その中でも私にとって印象に残ったのは「Most Eternal」、沖縄に伝わる伝統的な織物であるミンサー織りの紋様を生成するプログラムで、そのジェネラティブアートとしての要素に心を打たれました。
Cross-platform mruby on Sega Dreamcast and Nintendo Wii
一日目の発表ではもう一つ、Yuji Yokooさんによるゲーム機を使ったプレゼンテーションも楽しみました。
YokooさんはRubyKaigi 2022でもセガのメガドライブでプレゼンテーションを行う仕組みを実装した発表をしているのですが、今回はセガのドリームキャストと任天堂のWiiで、同じソースコードで同様のシステムを実装した際の工夫について聞くことができました。
彼自身のコントリビューションのおかげでmrubyがこれらのプラットフォームに対応した事実もさることながら、ゲーム機のコントローラーを使ったプレゼンテーションには、パフォーマンスを通して人々を楽しませるRubyistの側面を改めて感じました。
Official Party
一日目の晩にはオフィシャルパーティーがありました。
てっきり会場の近くで開催されるのかと思っていたら、海がすぐそばのバーベキュースペースが会場だったのであっけにとられました。
時間帯がちょうど日が沈む前から宵時に入っていく頃あいであり、網を囲んで参加者同士の交流をするかたわら、時々刻々と変化していく海の景色も観賞することができました。
ONEさんのブース
スポンサーブースはあまり回れていないのですが、ONEさんのブースでレシートを掲示板に貼ってもらうとガラガラを回せるキャンペーンがあったので挑戦したところ、1等のユニフォームシャツを当ててしまいました。
物理的な媒体で出力される情報をビッグデータにふたたび還元する試みは個人的に興味深い事業領域だと思っています。よければ参加してみてください。
KOMOJUさんのブース
KOMOJUさんの名前とその事業については参加当日まで知らなかったのですが、その晩に海外の決済サービスについて検索エンジンで調べていたら一番上の記事としてにKOMOJUさんのページがヒットしました。
ブースでは筐体によるタッチ決済が試せるとともに、LEDで光るキースイッチをいただきました。手遊びにちょうどよさそうです。
おわりに
株式会社Helpfeelは会場1階の奥の方にハックスペースを提供しています。
電源やホワイトボードも提供しているので、ぜひ足を運んでくださいね。